スマホやタブレットで手軽にドラマや映画を見れる、動画配信サービス(VOD)。
休日は家族と一緒に、迫力のある大画面テレビで見たいですね。
でもテレビで映画を見たときに、ちょっと物足りないな〜と感じたことはありませんか?
音に臨場感と迫力がない!!!
音が良くなると感動が増えるんですよね。
Dolby Atmos や DTS:X などのマルチチャンネルサラウンド音声で視聴すると、世界が変わります(チョットオオゲサ?)
そのためには、サラウンド音声に対応した次の3つが必要。
- 再生機器:ホームシアターシステム
- 受信機器:Fire TV Stick 4k、Chromecast Ultraなど
- 配信元:U-NEXT、プライムビデオ、Netflixなど
これらを準備するのに一番ハードルが高いのがホームシアターシステムなんですよね。
アンプやスピーカー選んで配線して・・・ムズカシイ
そんな時に活躍するのが、サウンドバー
疑似サラウンド技術によって、1つ置くだけでホームシアターになります!
いつも見ているテレビ番組やブルーレイプレイヤーでも使えるので、歌番組とかライブBDも良い感じに。
本記事では、サウンドバーを選ぶときのポイントやオススメのサウンドバーをご紹介します。
サウンドバーの特徴とメリット・デメリット
普通の液晶テレビって、スピーカーが小さいし見る人の方を向いていないので、あんまり音が良くないですよね。
オーディオシステムにつなぐと格段に音が良くなるんですが、ちょっと難しい・・・。
サウンドバーは、棒(バー)みたいな形をした「アンプ+スピーカー」で、テレビの前に置いて見る人の方に向かって音を出します!
「映像と音」を通すHDMIケーブルという線でテレビや再生機器とつないでコンセントに挿すだけなので、設置は簡単です。
※ARC非対応テレビで使う場合は、光デジタルセーブルでの接続も必要になります。
- 設置が簡単
- 省スペースでスピーカーの線が無いので、小さなお子さんがいても安心
- Bluetooth対応だとスマホなどの音楽も聴ける
- テレビを見るときも使える
但しあくまでも疑似サラウンドなので、設置環境などによっては、効果が感じられない可能性もあります。
Amazonのレビューなどを見ると、同じものを使っても「期待通りで素晴らしい」という方もいれば、「全くサラウンドを感じない」という方もいるので、購入する前には、お店で試聴してみましょう。
- 設置環境などによっては、効果が感じられない可能性もある
サウンドバーを選ぶときのポイント
サウンドバーは「映像と音」を伝えるHDMIケーブルで接続するので、対応している映像と音のフォーマット(種類)が一番のポイントになります。
4K とか HDR と言うのは映像のフォーマットで、Dolby atmos やDTS:Xというのは、音(サラウンド)のフォーマットです。
【高画質】4K HDR パススルー
”4K HDR パススルー”というのは、
HDMI入力端子に入ってきた4K HDR の映像信号を、ちゃんとHDMI出力端子に出しますよ!
っていう意味です。
再生機器はサウンドバーのHDMI端子につなぐので、4K HDR対応テレビで使うときは必須の機能です。
※再生機器をテレビのHDMI入力端子に接続すると、テレビのHDMI(ARC)端子または光デジタル出力端子が対応する音声フォーマットの制約を受けるので、本記事では再生機器をサウンドバーに接続する事を推奨しています。
4Kとは?
4Kというのは画面の解像度(細かさ)のことで、
横 3,840 x 縦 2,160 (全体で約829万)
の画素(光の点)で画面が表示されています。
横の3,840がおよそ4,000なので、4K(Kは1,000のこと)と呼ばれています。
地デジ放送の解像度は「1440x1080」もしくは「1920×1080(フルハイビジョン)」なので、これよりも4倍以上細かい映像になっています。
HDRとは?
森の中の木漏れ日など、明るい部分と暗い部分の差が大きい映像を今まで以上に自然に描写できる技術です。
ダイナミックレンジという”明るさの幅”が大きくなるので、High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)と呼ばれます。
※従来のものは、SDR:Standard Dynamic Range(スタンダードダイナミックレンジ)
HDRには以下の様な規格があり、機器が対応する規格によって表現できるレベルが異なります。
- HDR10:Ultra HD Blu-ray(UHD BD)で使われている方式。
- HLG(Hybrid Log Gamma):テレビ放送向けの方式。
- Dolby vision:HDR10の4倍の明暗差を表現し、シーンごとに輝度を設定することができる。
- HDR10+:HDR10の拡張規格。Dolby vision とだいたい同じ(笑)。
パススルーとは?
「 HDMI IN 」 端子 に接続した機器の信号を、そのまま 「 HDMI OUT 」 端子に接続した機器へ出力することを意味します
「再生機器」-「サウンドバー」-「テレビ」
ってつないだ時に、再生機器から入ってきた映像信号をきちんとテレビに渡すという意味で、4K HDR信号対応しているかがポイントです。
【サラウンド音声】Dolby atmos / DTS:X
最新のサラウンド音声フォーマットである Dolby atmos と DTS:X。
”イマーシブ(没入型)サウンド” と呼ばれ、従来の平面的なサラウンドに加えて立体的(高さ方向)な音が追加されているので、飛行機が頭上を飛ぶ音などが今まで以上にリアリティに体感できます。
ホームシアターで楽しむ場合、天井にスピーカーを設置する必要がありますが、サウンドバーでは各社のサラウンド技術で立体的な音場を表現しています。
【便利な機能】ARC(eARC) / Bluetooth / LAN など
その他にあると便利な機能。
ARC(eARC)
オーディオ・リターン・チャンネル (Audio Return Channel) の略で、ARC に対応している機器同士をHDMI ケーブル でつなぐと、双方のデジタル音声を楽しむことができます。
例えばARCに対応した「テレビのHDMI入力端子」と「サウンドバーのHDMI出力端子」をHDMIケーブルで接続すると、テレビの音をサウンドバーから出す事もできます。
ARCは5.1chまでしか対応していませんが、eARC(Enhanced Audio Return Channel)は、7.1chや Dolby Atmosなどにも対応しています。
Bluetooth
Bluetoothに対応していると、スマホやタブレットなどと接続して音楽コンテンツを楽しむことができます。
LAN
インターネットに接続して、Spotify、Amazon Music、インターネットラジオなどを楽しめるモデルがあります。
おすすめのサウンドバー2モデル
サウンドバーは基本的にテレ部の前に置きだけですが、重低音を強化するためにウーファーが別になっているタイプやリアスピーカーを追加できるタイプなどがあります。
4K HDRパススルーに対応したサウンドバーの中で、
入門クラス:YAMAHA YAS-109
ミドルクラス:Sony HT-Z9F
をご紹介します。
入門機:YAMAHA YAS-109
4K HDRパススルーに対応した、ウーファー一体型のサウンドバーです。
Dolby atmos / DTS:Xには非対応ですが、DTS Virtual:X というサラウンド技術を搭載し、平面だけでなく頭上を含めたバーチャル3Dサラウンドを実現、映像や音楽への没入感が向上します。
Alexa搭載でBluetoothにも対応しているので、「アレクサ、ボリュームを上げて」といった音声操作や、スマホやタブレットなどの音楽コンテンツの再生が可能です。
YAS-109 | |
対応フォーマット | Dolby Pro Logic II / PCM / Dolby Digital / DTS Digital / MPEG-2 AAC ※すべて5.1ch まで |
HDMI | 入力:1(4K、HDCP2.3対応) 出力:1(HDCP2.3、ARC対応) パススルー:3D、4k/60p 4:4:4、HDR(HDR10、HLG) |
音声入力 | 光デジタル1 |
Bluetooth | Ver 4.2 / A2DP |
Ethernet | 100Base-TX/10Base-T |
無線LAN | IEEE802.11b/g/n (2.4GHz) |
外形寸法(mm) | 幅890×高さ53×奥行131 |
ミドルクラス:Sony HT-Z9F
2019 HTGP金賞を受賞した、バースピーカーとワイヤレスサブウーファーがセットになった3.1chのサウンドバー。
専用の別売リアスピーカー(SA-Z9R)を追加(信号はワイヤレス接続)して5.1chにグレードアップすると、さらに臨場感豊かなサラウンドになります。
4K HDRパススルー、Dolby Atmos、DTS:Xに対応し、Sony独自の「Vertical Surround Engine」と「S-Force Pro Front Surround」により、フロントスピーカーだけで3次元の立体音響を実現。
Bluetooth、Chromecast built-inといったワイヤレスに加えて、DSD(5.6MH/2.8MHz)やWAV・FLAC(最大192kHz/24bit)などのハイレゾ音源にも対応しており、音楽をワイヤレスやストリーミングでも楽しめます。
HT-Z9F | |
対応フォーマット | Dolby atmos / Dolby Digital plus / DTS:X Master Audio 他 |
HDMI | 入力:2(4K、HDCP2.2対応) 出力:1(HDCP2.2、eARC/ARC対応) パススルー:3D、4k/60p 4:4:4、HDR(HDR10、HLG、Dolby Vision) |
音声入力 | 光デジタル1、アナログ1 |
Bluetooth | Ver 4.2 / A2DP, AVRCP |
Ethernet | 100Base-TX/10Base-T |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n (2.4GHz/5GHz) |
外形寸法(mm) | バースピーカー:幅1000×高さ64×奥行99 サブウーファー:幅190×高さ382×奥行386 |
高画質・音質で配信しているVODと再生機器
4K HDR および Dolby Atmos に対応した作品はまだ多くはありませんが、配信しているVODサービスは筆者が調べてたところ、
です。
また対応するストリーミングデバイスは、
に加えて各社の専用端末などですが、購入する場合は各社webサイト等で確認しましょう。
4Kテレビが無くてフルハイビジョンでDolby Atmosを楽しみたいときは、Atmos音声が収録されたBlu-rayディスクで視聴することもできます。
宅配レンタルのTSUTAYA DISCASを使えば、お店に行かなくても借りられますね。
初回入会から30日間無料お試し!もできます。
まとめ
映画やライブ映像などを Dolby Atmos や DTS:X などのマルチチャンネルサラウンド音声で視聴すると、臨場感がとても豊かになります。
そのためには、サラウンド音声配信に対応した次の3つが必要。
- 再生機器:ホームシアターシステム
- 受信機器:Fire TV Stick 4k、Chromecast Ultraなど
- 配信元:U-NEXT、プライムビデオ、Netflixなど
サウンドバーは設置がとても簡単なので、ホームシアターにオススメです。